2014年12月18日 23:18

ニューヨーカーに新しい「弁当」のスタイルを、金融街の日系弁当店で

 

ニューヨークで宅配弁当サービスを提供する「べんと・おん(BentOn)」運営の「BentOn Cafe」フィナンシャル地区店(ウィリアムストリート123)では、ニューヨーカーに好まれる新しい弁当のスタイル「BENTO on demand」を提供しようとしている。

BENTO on demandは、従来のお弁当とバイキングのスタイルを組み合わせ、栄養バランスにもこだわった新しい弁当のスタイルだ。

【写真: 列が出来ているお昼時の店内の様子。Japan Wide撮影】

来店客は、日替わりも含めると約20品のアイテムの中から自分の好きなものを選び、専用の弁当パッケージにつめてもらうことが出来る。「からあげオリジナルソール」「とうふステーキ」「ムラサキキャベツのサラダ」「ケールとナッツのサラダ」など、栄養バランスに加えて色合いも考慮された食品は、「rice」「main」「side」のカテゴリに分けられ、それぞれ2品ずつ、計6品を選ぶことが出来る。

2013年9月に、マンハッタンの金融街にオープンしたフィナンシャル地区店は、ミッドタウン店に続くBentOn Cafeの2店舗目だ。これまでも弁当を始め、おにぎりやパン類、テイクアウト寿司など、日本の味を提供してきた。

べんと・おんの古川徹社長によると、約半数の来店客が日本人のミッドタウン店と違い、フィナンシャル地区店では来店客のほとんどが日本人以外となり、さらに80~90%はビジネスパーソンで占められると言う。そのため、日本人向けの提供とは違ったアプローチが必要だった。そこでたどり着いたのが、これまでニューヨークの日本食店ではなかった「BENTO on demand」のスタイルだ。

従来の弁当では自分の好まない食品もあらかじめパックされていたが、BENTO on demandでは、自分の好きなものを選びたいと言うアメリカ人の要望に対応している。それぞれのアイテムが栄養バランスを考えて作られているため、好きなものを選びながらも、健康に良い食品を提供すると言う日本の弁当の特長は生きたままだ。さらに、注文を受けてから盛り合わせるため、暖かいものは暖かいまま食べたいと言う声にもこたえることが出来る。

バイキング形式と違うのは、自分で食品をつめるのではなく、選んだアイテムを盛り付けしてもらえる点だ。来店客自身ではなく店側で盛り付けをすることにより時間の節約へとつながり、スペースを有効に活用しながら多くの来店客に対応できると言う。

また、全てのアイテムに栄養素を表示することで栄養バランスを分かりやすくしている点も、これまでの弁当とは違った特長だ。

古川社長は、フィナンシャル地区店出店時からこの形式での提供を考えていたと言う。今後は店舗のメインメニューとしていき、米系メディアにもアピールをしたいと話す。アメリカで受け入れられるBENTOのスタイルとして結果が出れば、来年には、ニューヨークでさらにもう一店舗の出店も考えたいと言う。

「ヘルシーを求めながらもバランスを考えた食事によって、毎日食べても飽きがこないものを出していきたい」と語る古川社長。これまでも店舗では「日替わり弁当」を販売してきたが、今後は季節に合わせて変化する「日替わりアイテム」によって、「毎日食べても飽きない、体に優しい食事」を、より一層楽しめそうだ。

BENTO on demandの提供は来年2月から、価格は9.99ドルの予定。

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